古いお家にお住まいのみなさま
このところ数件続けて「古いお家にお住まい」ならではのご相談をいただきました。
まずカビ臭がするのだけれどなんとかならないか?とのご相談。
家全体を調べた結果、どうやらお風呂からカビ臭がしている模様。
お風呂をみせていただきますと昔ながらのお風呂で風呂桶(浴槽)が床の上に置くタイプの浴室でした。
このタイプのお風呂は浴槽の下に湯水が廻るので、カビが発生する可能性があります。
そして今のお風呂も同じような仕組みでしょう?とのお話でしたが、いまのユニット
バスは浴槽の下に湯水が廻らない仕組みなっているので、カビの発生は抑えられます。
もちろん絶対はありませんが、昔のお風呂に比べてだいぶ進化しています。
一緒にタカラスタンダードのショールームを訪れ、いまのお風呂の説明をさせていただきました。
最近のお風呂はよくできているんですねーというのがその方の感想でした。
また別の方ですが、浴室に湯水を送る給湯口も二つ穴が空いているのは掃除が大変!とのこと。いまは給湯口はひとつとなっており、掃除も昔ながらの片方から洗剤を入れてもう一つの口から汚れが出てくるという形ではありません。
その方はキッチンの水栓やシンクについても昔の印象が強く、現在ではもっと使い勝手がよい水栓があることもシンクが大きく使い勝手がよくなっていることもご存じありませんでした。
ですので是非一度、最新の情報をみてみてください。
替える替えないはそのあとで構いません。いまはとても使い勝手の良いものも多くなっていますし、いまのお悩みの原因が古い設備の可能性もあります。
ぜひお遊び程度で構いませんので一度、ショールームなどを除いてみてお話を聞いていただくとよろしいかと思います。
ショールームの方に変に売り込みされることが怖いという方は私が同行させていただきます。ショールームに個人情報などもお話しする必要はありませんのでご安心ください。
お気軽にお声掛けください。
次回は「古民家」購入という落とし穴のお話をしたいと思います。
いまは古民家リノベなどとSNSでもてはやされていますが、我々建築のプロからしますと古民家ではなく「古家」でしょう?と言いたくなるお家を「古民家」として販売、リフォーム・リノベして売り出しているお家も見受けられます。
しかもそのリフォームやリノベの内容が耐震改修などされていない物件も多く見受けられます。注意が必要です。

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新井伸宏(あらいのぶひろ)
一級建築士、一級電波測定士
私の専門は、化学物質や電磁波を極力抑えた健康住宅ですが、暑さ、寒さ対策や耐震対策も得意です。
お気軽にご相談ください。
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