日本ボレイトは、ミツバチを育てるシロアリ業者
なぜシロアリ業者がミツバチを育てているのか
日本ボレイトは、主にホウ酸を使ったシロアリ対策工法や商品を開発、製造、販売している会社です。日本ボレイトでは、数年前からミツバチを育て、採取したはちみつはプレゼントなどに使わせていただいています。なぜ、シロアリ対策業者がミツバチを育てているのか?今回はあらためてそのことをご説明したいと思います。
ミツバチの育成が悪く、今年は1群のみ飼育
ネオニコチノイド系殺虫剤の影響
皆さんも世界中でミツバチが大量死しているとか、大量失踪しているという話を耳にしたことがあると思いますが、その主な原因の一つが農薬といわれています。そして、その農薬の主要な成分になっているのがネオニコチノイドと呼ばれている合成殺虫剤です。そのため、欧米を中心に世界中でネオニコチノイドの使用が規制されるようになりました。しかし、日本では未だ規制されていないばかりか、ネオニコチノイド系殺虫剤は住宅の防腐防蟻剤としても広く使用されており、ミツバチどころか住まい手の健康にも悪影響を与えていることが指摘されています。
ミツバチには、より大きな役割がある
直接的に私たち人間の健康にも悪影響が及んでいますが、より顕著に影響を受けているのがミツバチたちなのです。神経系に悪影響を及ぼすネオニコチノイドは、ミツバチに方向感覚を失わせ、巣に戻れなくさせているといわれています。そして、ミツバチの大量死や大量失踪は、さらに大きな意味で私たち人間に悪影響をもたらすといわれています。ミツバチたちは単に私たちにはちみつを届けてくれているだけでなく、植物の受粉を媒介するというより大きな役割を担ってくれています。私たちの食料となる多くの作物はミツバチの受粉によって支えられており、かの天才物理学者・アインシュタインはミツバチがいなくなったら私たち人類は4年で絶滅すると予言したといわれています。そのミツバチが今、絶滅の危機に瀕しているといわれています。ミツバチたちの運命は、明日の私たちの運命でもあるのです。
写真の中央にいるのがミツバチの女王蜂
「幸せ」とともにホウ酸という選択肢を示したい
農業の分野はともかく、ネオニコチノイド系殺虫剤を住宅の防腐防蟻剤として使用しているのは日本だけで、世界ではホウ酸(ホウ素系薬剤)が主流となっています。もちろん、日本でもホウ酸は防腐防蟻剤として認められていますが、そのシェアは数%に留まっているのが現状です。とはいえ、ネオニコチノイドなどの合成殺虫剤が私たちの健康に及ぼしている悪影響を訴えても、なかなか聞く耳を持っていただけないのも現実です。こうした直接的なリスクを指摘するだけでなく、ミツバチやはちみつを通して、より広い視点で合成殺虫剤のリスクを知っていただきたい。美味しいはちみつが食べられる「幸せ」とともに、ホウ酸という選択肢があることをお示ししたい。それが、私たちがミツバチを飼育している理由です。
ミツバチやはちみつを通してネオニコチノイドの問題に気付いてほしい
<ご案内>
無機の力でいつまでもシロアリ被害を防ぐ2つの新商品
日本ボレイトでは、2025年4月より、公式LINEサービスを刷新し、新たに「この被害、しろあり?」をスタートしました。これまで当社が提供していた人気サービス「この虫、しろあり?」の進化版で、全国の優良ホウ酸系シロアリ業者を紹介する「シロアリポリス」上でも好評を博していたLINEサービスを、よりユーザーの“被害そのもの”に寄り添う形でリニューアルしたものです。「もしかしてシロアリ被害?」と思ったその瞬間、スマホで写真を撮って送るだけで、専門スタッフが画像から被害の有無を無料で診断。とくに厄介な外来種・アメリカカンザイシロアリにも対応しており、豊富な現場経験を持つスタッフがスピーディーに見極めます。春から夏にかけてのシロアリ群飛シーズンを前に、全国で被害への不安が高まる中、“虫じゃなくて被害”にフォーカスした新サービスとして、より多くの方のお役に立つことを目指します。
無機の力でいつまでもシロアリ被害を防ぐ2つの新商品
自然素材であるホウ酸を利用したシロアリ対策商品やサービスを提供している日本ボレイトから、この冬2つの新商品がリリースされました。一つは「ボレイト防蟻コーク™」と名付けられた、貫通配管や水抜き穴などの基礎周りの隙間を塞ぐ一次防蟻処理(シロアリ侵入経路遮断処理)のための商品で、もう一つは、基礎断熱仕様の住宅の基礎断熱材からのシロアリの侵入を防ぐための「シロアリエンキリテープ™」です。
いずれも「ホウ酸」や「銅」という無機鉱物を有効成分としているため、効果が長期に渡って持続するのが大きな特徴です。どちらも施工の際、工具は不要なので床下など狭い場所での作業やDIYにも向いています。
特に、シロアリエンキリテープ™は、シロアリリスクが高いとされてきた基礎外断熱仕様の住宅にとって、心強い味方になってくれる商品となります。ぜひお試しください。
ボレイト防蟻コーク™の施工例
銅配合防蟻テープ「シロアリエンキリテープ™」
一方のシロアリエンキリテープは、防蟻成分としてホウ酸ではなく銅を使っており、ホウ酸同様無機鉱物なので防蟻効果がずっと続く点が従来までの殺虫材を使った防蟻テープとの最大の違いとなります。シロアリエンキリテープを基礎天端の断熱材と基礎立ち上がり間の隙間を塞ぐようにして貼り付けることで、そこからのシロアリの建物への侵入を防ぎます。シロアリ対策が大きな弱点になっていた基礎外断熱仕様の住宅にとって、大変心強い商品となるはずです。2つの新商品は防蟻成分として、ホウ酸と銅といういずれも無機鉱物を採用していることから「無機の力でいつまでも」をキャッチフレーズにしています。
シロアリの侵入経路
シロアリエンキリテープ™の施工例
「ボレイト防蟻コーク™」「シロアリエンキリテープ™」の詳細についてはこちらから↓
https://store.borate.jp/
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