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断熱と暖房で冬を暖かく過ごそう(その2)

■輻射式ストーブは木の家と相性がよい
断熱と暖房で冬を暖かく過ごそう(その2) 暖房器具にはたくさんの種類があります。
それぞれの特徴を知ったうえで、使い分けるのがよいと思います。

まず、エアコンや電気ストーブ、こたつなどの電気を使った器具ですが、燃料補給の手間がなく、暖まるのも早くて便利です。しかし、広い部屋の場合は暖まりにくく、電気を消すとすぐに温度が下がります。
薪ストーブやペレットストーブ、石油ファンヒーターなどの火を使った器具は、電気に比べて燃料費は安く、広い面積を暖めるのに適しています。しかし、燃料を供給したり、火の始末をする手間があります。

環境にやさしいという視点で注目を集めているのが、薪ストーブやペレットストーブのような木質バイオマスを燃料に用いるストーブです。
電気代の値上げや原油の高騰などの不安もあって、利用者が増えています。

なかでも、輻射式のもの、つまりストーブ本体が熱くなるタイプは、木をふんだんに使った木の家との相性がよいといわれています。
ストーブ本体から放熱された輻射熱が、構造材やフローリングなどの木部に蓄熱されるのです。木は蓄熱性に優れた材料なので、いったん部屋が暖まれば、その後の燃料は少なく済むようです。

木質バイオマスを燃料に使う場合、原料の木の安全性は確かかどうか、きちんと調べることも大切です。

(写真:輻射式のペレットストーブ)


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