トレカーサ工事の家づくりに使われる素材たち その3
紙
新聞古紙 : 家の躯体内に充填することで、高断熱化を図るとともに調湿作用や防音効果をもたらします。
いらなくなった新聞古紙の再利用は、資源の有効利用を図り、生産や廃棄に係る環境負荷を低減させるのに役立ちます。
◎トレカーサ工事での用途
セルローズファイバー断熱材として壁・床・屋根部に用いている。
土佐和紙 : 天然素材の楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)、雁皮(ガンピ)、ケナフ等を使用し伝統技術で紙漉きした和紙です。調湿効果とともに、無作為に並ぶ繊維により光が乱反射するのでとても柔らかな印象を与えます。
◎トレカーサ工事での用途
室内の壁・天井に用いている。
土
古来より、土壁の材料や土間の三和土(たたき)など、身近な素材として家づくりにも積極的に利用されてきました。
調湿作用があり熱容量も大きく、かつ環境負荷がほとんどないことから、今日の※パッシブエネルギーの観点からも見直されつつあります。
◎トレカーサ工事での用途
土間(たたき)や壁材として用いることができる。
※パッシブエネルギー
「パッシブ」とは受動的なという意味。建築上は「パッシブソーラー」「パッシブ換気」
「パッシブシステム」「パッシブデザイン」といった使われ方をします。
パッシブエネルギーとは、太陽の光や熱、雨、地中の熱、風など、自然にもともと存在する
エネルギーを指します。
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