殺虫剤→ホウ酸へ、早く乗り換えたほうがお得!?
先月に引き続き、乗換えキャンペーン(2024年12月末まで)に関する記事をお届けします。今回も、実際にホウ酸処理に乗り換えられた施工事例をいくつかご紹介することにします。
下記に紹介する事例は、主にホウ酸をシロアリ防除剤として使用する全国の優良シロアリ防除業者を紹介している「シロアリポリス」というサイトにて掲載している事例となります。下記以外にもたくさんの事例が紹介されていますので、併せて参考にしていただければ幸いです。
【事例1】
ウッドデッキがシロアリを呼び込んでしまうことも
築20年程のベタ基礎仕様の既存の木造住宅にて、ウッドデッキにヤマトシロアリの食害があった案件の対応事例です。ウッドデッキで食害が確認できましたが家屋への侵入はありませんでした。ウッドデッキの柱が地中に埋まった形で建てられていたためヤマトシロアリの食害痕が見つかりました。床下点検をしましたが家屋にはシロアリが進入しておらず、幸い全く異常はありませんでした。今後の予防を兼ねて外部の柱は薬剤で駆除処理を行い、住宅部分については高濃度のホウ酸水溶液で処理をして予防対策を行いました。玄関土間はコンクリートドリルで穿孔しアルトリセット200SCを注入して土壌処理も行いました。
【事例2】
在来浴室はシロアリの被害に遭っていることも多い
床下が布基礎+防湿コンクリート仕様になっている中古売買物件で、売却時にシロアリ被害がある事が解り、徹底調査と徹底的な施工をするとのことでホウ酸処理を希望された案件です。床下と浴室を中心にヤマトシロアリの被害があり、生息も確認できました。床下が狭く普通の人では潜れない状態で、プロでも潜れない高さの床下部もありました。まず床を開口して応急処置としてアルトリセット200SCを用いてシロアリを駆除、床下にはホウ酸水溶液を噴霧や刷毛などで処理、玄関土間や浴室土間はアルトリセット200SCを穿孔注入、外周土壌もアルトリセットで土壌改良を行いました。また、防湿コンクリートの隙間は可能な箇所をボレイトシールで処理を行っています。
【事例3】
アメリカカンザイシロアリの防除処理
既存の木造住宅(事務所として使用)にてアメリカカンザイシロアリの駆除、および対策を行った事例です。木造3階建ての建物で床下空間がない状況でした。窓周辺や物置、室内の柱などに羽アリや糞粒、蹴り出し孔などが認められ、床下や小屋裏、壁の中など、建物全体にホウ酸処理を施しました。主に処理1日目にホウ酸水溶液を小屋裏や2階の天井裏などに噴霧、穿孔注入処理し、2日目に小屋裏と1階2階の天井裏をホウ酸の粉体を散粉するダスティング処理、1階天井裏を水溶液処理、2階壁にはホウ酸水溶液の注入・噴霧処理を行いました。
【事例4】
スケルトン改修時はホウ酸処理を行うチャンス
ベタ基礎構造の既存の木造住宅にてスケルトン改修される際にシロアリ対策としてボロンdeガード®工法を採用いただいた案件です。基礎周りの隙間をホウ酸が配合されたボレイトシールやボレイトフィラーで塞ぎ、地下からのシロアリの侵入経路を遮断する処理を行いました。そして、基礎立ち上がりと床下木部、および2階床組みまでの全ての構造材(1階全部処理)にホウ酸水溶液を噴霧処理しました。
【事例5】
集合住宅など収益物件ではホウ酸処理が適している
布基礎構造の既存の木造集合住宅にて改修工事の際にシロアリ対策としてボロンdeガード工法によるホウ酸水溶液処理を施した事例です。床下と基礎天端から1メートルの高さまでの木部にホウ酸水溶液を噴霧処理し、床合板などの施工前の木材にもあらかじめホウ酸を噴霧処理しておきました。防腐防蟻効果が長持ちするホウ酸による予防対策は収益性という面でも賃貸の集合住宅にぴったりのシロアリ対策といえます。
いくつかの代表的な施工事例をご紹介しましたが、いずれにしてもシロアリの被害に遭ってからではなく、予防対策するのがもっとも大事です。しかも、安心安全で効果が長持ちするホウ酸処理であれば、住みながらの施工でも健康不安はありませんし、再処理が必要ないのでコストパフォーマンスという点でも安心です。被害に遭ってからでは大変ですので、この機会にぜひ乗り換えされてはいかがでしょうか。Tweet