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その情報は根拠のある情報ですか??

ひと・すまい・くらし 一級建築士事務所

おもしろいもので、相談を受ける際には同じような相談を続けて受けることがあります。

共通することは
〇〇には△△すればよい(改善される)。
〇〇の原因は□□。
という情報に対して不安になったり、疑心暗鬼になっていたりしませんか?ということ。

例えば、論文ではなく簡易実験結果から、〇〇は△△という情報。
いち側面から見れば、そのような現象も起こっているようにみえることも、全体をみた場合違った側面がみえてくる場合もあります。

象の例え話を思い出します。
目隠しをした状態で
ある人は象の足を触って「象とは丸太のような形をしてます」といい
ある人は象の鼻を触って「象とはやわらかいホースのようなものです」といい
ある人は象の耳を触って「象とは団扇のような形をしてます」という。
どれもいち側面をみれば、そのように見えるかもしれません。
しかし本来の象とはかけ離れています。

例えば、携帯電話の使用について。
確かにある研究では携帯電話の使用時間により、〇〇が△△という研究結果があります。
しかしそれらは家庭での「食の問題」や「家族関係の課題」、「学校の生活環境」などさまざまな視点からの考察も必要に思うのです。

ひとつの側面からは、ある結果が得られたとしましても、それをひとつの側面から結論づけるのは早急に過ぎませんか?と私は思います。

私がまちづくりに携わっていた際に、上司から必ずクロス集計をするように指導されました。
それは解析するためにとても重要な要素で、単純集計ではわからない様々な情報を得ることができます。

このような経験からなのか、私はひとつの側面からの指摘に対して全体をみる癖がついているのかもしれません。

またセミナーでも繰り返し話をしておりますが、その情報に
「根拠はありますか?」
ということ。

電磁波の話は私のセミナーを聞いていただいた方のほとんどの方は、根拠のない情報に惑わされないこと、根拠のある情報を得ることの大切さを感じ取っていただいているのではないか?とうれしく思いますが、電磁波セミナーを聞いて電磁波のことは根拠のある情報の重要さを理解している方でも、SNSで出回っている「食」の情報や〇〇の情報などには盲目的に不安になってしまっていたり、怖がっしまっている方がおります。
その情報も電磁波と同じですよ、と私はお伝えしたい。

私は建築士であり、建築の専門家です。しかし食や建築以外の分野では素人です。ですので私は他の分野に関しましては話をすることは控えるようにしています。それは分を知る、自分の分を大切にしたいためです。
しかし電磁波セミナーで「安心しました」「無闇に怖がる必要はないことを知りました」とコメントしてくださる方が、食や○○の情報に対しては反応されているお話を聞くにつけ、その「食」の情報や「〇〇」の情報は根拠がある情報ですか??
とお伝えしたい。

SNSではいろいろな分野の先生と呼ばれる方が話をしている動画を見かけます。しかしその話の根拠となる論文は?と探してみますと見当たらなかったり、ある側面だけを見てお話ししていたりする内容もあります。もちろんきちんとした根拠のある情報を広めている方もおられます。
しかし私が調べた限り根拠がないお話や間違った話、〇〇は悪いものとはじめから誘導するような話もありました。

怖がらせるだけで対処方法のない話も多いですね。怖がらせてある商品を購入させるという商法もあるようです。
私は怖がらせるだけの情報はなるべくお伝えしないように心がけています。対処方法のある情報をお伝えするようにしております。
ひとつのことに執着してしまうあまりに、近視眼的になってしまっている場合もあります。

一歩ひいて全体像をみる癖をつけることをおススメします。

さて、今日はお家に使われている化学物質や電磁波の話ではありませんでした。
何のお話しでしたでしょう?
みなさん想像してみてください。


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新井伸宏(あらいのぶひろ)
一級建築士、一級電波測定士
私の専門は、化学物質や電磁波を極力抑えた健康住宅ですが、暑さ、寒さ対策や耐震対策も得意です。
お気軽にご相談ください。


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