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今年もボレイト謹製「はちみつ」が採れました!

ミツバチの大量死にネオニコチノイド系薬剤が関係している!
日本ボレイトでは、3年前から養蜂に取り組んでいます。ホウ酸を使ったシロアリ対策を事業にしている私たちがなぜ養蜂を行うのか?それは農薬や殺虫剤の主成分であるネオニコチノイドが関係しています。ネオニコチノイド系薬剤は世界中でミツバチが大量死、大量失踪していることに深く関係しているといわれています。それどころか、人間の健康、とくに子どもたちの脳の発達に影響があるとも考えられています。そして、日本ではネオニコチノイド系薬剤は、住宅の防蟻剤としても広く使用されています。シロアリ対策に関していえば、ネオニコチノイド系薬剤に頼らなくても、自然素材であるホウ酸という選択肢があり、ミツバチやはちみつを通してそのことを多くの皆さんに知っていただきたいと考えています。シロアリ対策業者がなぜ養蜂に取り組んでいるのか、詳しくは下記画像のリンクをご覧いただければと思います。

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ミツバチは半径2kmの範囲まで蜜を探しに行く
初年度は農薬を一切使用しないで農業に取り組んでいる方の農地の脇に4箱置かせてもらい、翌年からは個人宅の庭に4箱置いて養蜂を行っています。ミツバチは毎年越冬できるとは限らないため、春先に、必要に応じて女王蜂を含む群れを購入するところから養蜂がはじまります。養蜂家から分けていただいた群れが入った巣箱をまずは所定の位置に置きます。置いた直後はミツバチたちが不安定な状態になっているので、すぐに巣門は開けず、1時間ほど様子を見て、ミツバチたちが落ち着いてから巣門を開けます。巣門を開けると一斉にミツバチたちが飛び立ち、自らの巣箱の位置を確認します。ミツバチは半径2kmほどのエリアまで蜜を集めに行くといわれています。そんなに遠くまで飛んで行っても自分の巣箱にちゃんと帰って来られるうえに、隣に別の群れの巣箱があるのに、間違えることがないのはすごい能力だと感心させられます。

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巣箱の上に、巣を拡張するための「継箱」を載せた状態。

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採蜜作業を行う前に、巣箱と継箱の間に設置する「隔王板」。

条件が良ければ1枚の巣枠から1リットルは採取できる
ミツバチの女王蜂は良い季節には、毎日1,000~3,000個の卵を産むといわれています。ミツバチの数が増えていくことで採取できる蜜の量も増えていきます。順調にミツバチの数が増えてきたら、「継箱」と呼ばれる箱を継ぎ足し、さらに産卵場所を増やしていきます。そして、十分に数が増えたら「隔王板」と呼ばれる格子の板を巣箱と継箱の間に挟み、採蜜の準備を行います。隔王板とは、文字通り女王蜂が通ることができない板で、産卵用の巣枠と採蜜用の巣枠を分ける役割があります。つまり、隔王板で仕切られた巣枠は貯蜜専用にすることができるため、効率良く採蜜できることになるのです。隔王板を入れて2~3週間後が採蜜の適期となります。条件が良ければ1回の採蜜作業で1群当たり6枚ほどの巣枠から採蜜することができ、5~6リットルほどのはちみつが採取できます。4群だと20~24リットルとなります。

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遠心分離器ではちみつを絞り、大きな瓶に落としているところ。

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200ml瓶に詰め替えたはちみつ。

ミツバチを通して、子どもたちの健康について考えてほしい
昨年の1回目や2回目は、前述くらいのはちみつが採れたのですが、今年は空梅雨や猛暑が続いたせいか、分蜂が盛んに起こり、ミツバチの数が思うように増えませんでした。計4回採蜜しましたが、4群合計で38リットルほど、200mlの瓶に190個分しか採取できませんでした。養蜂も農業の一つですし、ミツバチは家畜として位置づけられます。自然環境の影響を大きく受ける点では農作物と同じです。欲を言えば、もっとこまめに内検作業を行い、新しい女王蜂の巣房となる王台の除去等ができれば、分蜂を抑え、ミツバチの数を減らさずに済んだかも知れません。天候や他の仕事との兼ね合い、留守中のメンテナンスなど、週末養蜂家としては運を味方にできなかったようです。いずれにせよミツバチは、はちみつのためだけでなく、植物の交配にも大きく関わる生き物です。ミツバチを通して、環境や食料の問題、子どもたちの健康について、考えていただくきっかけになればと思います。

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ミツバチが増えることで人は豊かになる。中央にいるのが女王蜂。

「ホウ酸処理」についてはこちらから↓
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「この虫、しろあり?」はこちらから↓
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「シロアリポリス」はこちらから↓
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