いろいろな乾燥方法 低温乾燥編
AMBIEXでは、木材の乾燥方法を天日乾燥もしくは低温乾燥に限定し、高温乾燥材は使用しません。
低温乾燥とは40~70℃程度の低い炉内温度で乾燥させる方法で、外からの高温で乾かすのではなく、木材が自ら水分を放出することを促すことが特徴です。
40~70℃程度の低い炉内温度で乾燥させる方法です。まだ一般的ではありませんが、外からの高熱で乾かすのではなく、木材が自ら水分を放出するのを促すことが特徴です。
●乾燥期間の在庫コストが圧縮される
天日乾燥の場合は半年~1年の間、桟積みするため、仕入れた木材が長期在庫となってしまい、その分の売り上げは先延ばしになってしまいます。
融資を借りている場合は、金利負担も問題です。
それに対して低温乾燥では、同様の品質の材を短期間で市場に出せるため、約1/4の時間と、その間のコストが圧縮できます。
●反りや曲がりが減り、歩留まりが良くなる
高温乾燥に比べると、木材の「反り」や「曲がり」の頻度が減ります。
これによる歩留まりの良さもコストの削減につながります。
●乾燥時のエネルギーコストを削減する
製材所内の端材を燃料として活用することで、エネルギーコストが大幅に削減できます。
また、乾燥炉の建設資金が高温乾燥に比べて安いことも特徴です。
上部が低温乾燥による表面割れ、
下部が高温乾燥による内部割れの材
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