畳のお話その2
■畳の歴史
畳は日本固有の文化です。
畳の歴史をたどると、稲作が始まった縄文時代にまで遡ります。当時は稲わらをまとめて敷物に使っていました。奈良時代の古事記には畳という文言も残されています。平安時代に入ると身分に応じた使い方が始まります。
安土桃山時代には千利休の茶室として畳が普及し始めます。江戸時代に入るとそれが庶民にも広がり、現在へとつながります。
■い草の産地
昭和40年代後半の建築ラッシュ頃は岡山や広島が代表的な い草の産地でした。現在では国内生産の93%程度が熊本で生産されています。
近年では分譲住宅、賃貸住宅を中心に中国産い草が国内シェアの80%を占めています。そのため、平成17年時点で約1400ヘクタールあった日本産い草の作付面積は、平成27年時点で約700ヘクタールと半減し、生産者の数も10年前の1000件強から500件強と減少の一途をたどっております。
そんな中にあっても、我々の減農薬い草生産者は利用者様によりご安心いただける畳をご提供するため、現在も栽培を続けています。
■自然住宅・安心家づくりの会の畳
今一度、我々の畳に対する取り組みをご説明いたします。
畳は日本固有の文化です。本来建物の一部を構成する建材は時代と共に進化します。畳も例外ではありませんが、価格・見た目・施工性を追求することで本来の機能を損なう事もあります。
以前、和室が住環境の中で最も害がある空間というデータが出たことがありました。ホルムアルデヒド等で糊が問題になった時期でもあります。そんな中、和室が最も危険だったのは見た目を良くするために使われた着色剤や防虫・防カビ加工に用いられた農薬が原因でした。
我々は畳本来の機能を考え、農産物で構成される畳を材料からこだわっています。
新畳の場合は藁床を用い、畳表に使われる い草は農薬をできるだけ抑えて生産できる希少な生産者の協力を得て、防虫・防カビ加工をしない、住む人に優しい畳空間を会員様にご提供いたします。
我々の畳をご利用いただく事で、国内のい草生産者の減少を少しでも緩和できれば幸いだと感じています。
価格表
ランク | 表替え(1畳) | 新畳(1畳) |
---|---|---|
A | 14,500円 | 26,500円 |
B | 13,000円 | 25,000円 |
C | 11,500円 | 23,500円 |
D | 9,800円 | 21,800円 |
ヘリ無 | 17,000円 | 28,000円 |
※裏返し(既存の畳表を裏返して使用してヘリを新しくする)は税込5,940円。
※半畳の価格は1畳の75%です。
※ピアノや特殊家具の移動は別途費用がかかります。
※価格は関東間です(1畳88×176cm)特殊サイズは別途見積りいたします。
※新畳時の古畳処分費は1畳当り税込2,160円を別途頂きます。
※防虫・防カビ加工をしていませんのでカビ等が発生する場合がございます。
換気を良くしてご利用ください。
※4.5畳未満は別途費用が発生する場合がございます。
ヘリ有 2枚組 | ヘリ無 2枚組 |
---|---|
15,400円 | 20,000円 |
カラーヘリ有 2枚組 | カラーヘリ無 2枚組 |
24,000円 | 28,000円 |
※標準サイズ(約):縦85×横85×厚み2.5cm
※重量(約)4kg
※ヘリは茶色の1色のみになります
※側面は縫いつけています
※カラーは5色です。色の確認は担当スタッフからご連絡致します。
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