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畳のお話その1

MORITA企画

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■畳の種類
既存の畳は大きく分けて稲わらを使ったわら床と、インシュレーションボードやポリスチレンフォームなどを使った化学床の二つに分けられます。現時点では軽くて施工しやすい事や虫が出にくいなどの理由で化学床が主流です。
わら床は原材料のわらが肥料や家畜のエサなど利用価値が高く材料確保が難しくなりつつあり化学床に比べて価格がやや高い事、また施工する畳店からみると一定の技量が必要な事と、重いため高齢の畳屋さんでは扱いづらくなっている事から、現時点では、わら床は希少品になっています。表面のい草は中国産が主流ですが、天然素材のい草が主流です。
近年ではポリプロピレンを主原料とする樹脂系の畳表や和紙を主原料とする畳表も出ています。

■畳の機能
畳は日本の気候風土に合った非常に優れた床材です。本来天然のい草を使ったわら床の畳は夏涼しく冬暖かいといった特徴を持っています。
い草は多孔質で非常に細かいクッションの様な空気層があります。この空気層と同様な機能を持ったわら床によって室内の余分な湿気を吸収し、必要に応じて排出します。また、この空気層がクッション性を生み、心地よい感触で転倒時の安全性を確保します。
わら床はおおむね四十センチ程に積まれた藁を五センチ程度まで圧縮して作られるため、重さがあり、断熱性や吸音性を生み出し、日本の住まいにおいて重要な床材として長年愛されてきました。近年の化学床は施工性に優れた事で、主流になりましたが、使う側から考えると硬くて昔から親しまれた畳とは様相が変わりつつあります。どちらかと言えば施工者側の志向が強く反映していると言えましょう。

■畳市場の現状
畳は素材で大きく違いが出ます。畳業界では、アパートなどの賃貸物件用畳 と個人住宅用畳と言ったくくりがあります。価格の安さを追求すると賃貸物件用の安価な中国産の畳表で施工するケースも多々あります。
安価な中国産畳表は、表皮が弱く表替えをしてもすぐにささくれ立ちが発生しやすいと言われています。まずは国産をお勧めします。ただし、高級とされている備後(びんご)表もほとんどが熊本のい草を広島で加工して備後表として販売されていますので表記に惑わされず畳屋さんに質問する事が大事でしょう。例えばい草の産地や生産者・価格の違いを聞いてみる事をお勧めします。
一般的に良心的な表替え一畳の相場は国産で、七千円~一万三千円程度のラインアップで平均単価は一万円と言われています。

価格表

畳替え(税別)
ランク 表替え(1畳) 新畳(1畳)
A 14,500円 26,500円
B 13,000円 25,000円
C 11,500円 23,500円
D 9,800円 21,800円
ヘリ無 17,000円 28,000円

※裏返し(既存の畳表を裏返して使用してヘリを新しくする)は税込5,940円。
※半畳の価格は1畳の75%です。
※ピアノや特殊家具の移動は別途費用がかかります。
※価格は関東間です(1畳88×176cm)特殊サイズは別途見積りいたします。
※新畳時の古畳処分費は1畳当り税込2,160円を別途頂きます。
※防虫・防カビ加工をしていませんのでカビ等が発生する場合がございます。
 換気を良くしてご利用ください。
※4.5畳未満は別途費用が発生する場合がございます。

置き畳(1畳)
ヘリ有 2枚組 ヘリ無 2枚組
15,400円 20,000円
カラーヘリ有 2枚組 カラーヘリ無 2枚組
24,000円 28,000円

※標準サイズ(約):縦85×横85×厚み2.5cm
※重量(約)4kg
※ヘリは茶色の1色のみになります
※側面は縫いつけています
※カラーは5色です。色の確認は担当スタッフからご連絡致します。

カラーは5色


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