メンテナンスに手間を惜しまない
先月のブログ同様、こちらのお客様も30年程お世話になっているお宅です。
毎年、この時期にシンボルツリーでもあるラカンマキの手入れをしております。
一般的に、ラカンマキの場合は刈り込まれた手入れが多く見られるのですが、
草土舎の手入れでは、刈り込まずに古葉を引き新芽のみを残す手入れをしています。
こちらのラカンマキの手入れだけでも2人作業で2日間掛かります。
こうした手入れを行う現場も、今ではこちらのお宅のみとなってしまいました。
当然手間をかけた分、ラカンマキの仕上がりは圧巻で、
ずっと眺めていられる程見事な仕上がりです。
しかしながら、こうした手入れを行える現場も少なくなっているのも事実。
植木屋の仕事道具も機械道具が増えており、効率、スピードが重要視されている部分もあります。
そうした事も大切ですが、それでは質の良い仕事はできないと思います。
そこに根付いた庭木と向き合い、考え、どのようにしたらこの木は良くなるか。
翌年には、さらによくなるようにと思いながら仕事をしております。
そんな仕事に理解していただける方々と草土舎は今後も繋がっていきたいと思っています。
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