天窓の光に包まれる心地良さ
りい/おじさん、なんかニコニコしてるね。
Kさん/いやぁね、書斎っていいなぁって…。
りい/ショサィって?
Kさん/本を読んだり、文字を書いたりするお部屋だよ。
りい/ここ、おヘヤじゃないよ、ローカだよ。
Kさん/そう! 本当は廊下。
天窓をつくって廊下を明るくし、
壁際に無垢板の机と本箱を大工さんがこしらえるという
プランを出してもらって…驚いたのなんの。
その手があったかと。
りい/この家、おじさんのちゃんとしたおヘヤがないんだね。
Kさん/そうそう、狭い敷地の家のリフォームだから。
子ども3人の部屋を一つつくると、
夫婦の寝室、リビング兼ダイニングで、
もうスペースがない。
りい/やっぱり、自分だけの大好きなところ、ほしいもんね~。
Kさん/それが叶ったのさ、「廊下」を「部屋」にすることで!
りい/わっ、 ステキなこと、見つけたよ!
Kさん/え?
りい/こうするの!(机の上に、仰向けに寝そべり、天窓を見つめる)
ほら、家の中から空が眺められる!
ペル/ (天窓の向こうから、雲となって挨拶)ハ~イ、りいちゃん!
Kさん/私も、後でやってみようっと…。
(文責/ライター・上田隆)
※この物語はフィクションであり、実在する人物とは関係ありません。
facebook (https://www.facebook.com/kawaikomuten/)
Instagram (https://www.instagram.com/kawai.koumuten/?hl=)
Tweet