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昆虫のことをもっと知っていただくために

シロアリの羽アリかどうか確認したい
前回のブログでは「ミツバチ」について触れましたが、日本ボレイトでは公式LINEで「この虫、しろあり?」という昆虫同定サービスを運営しています。見たことのない虫を見つけたら、写真を撮ってお送りいただければ、担当スタッフがその虫に関するコメントをお返しするというもので、シロアリなどの害虫の場合には適切な対処方法や駆除方法までアドバイスすることもあります。

多くの人がシロアリの被害に遭われているものの、実際にはシロアリを見たことのある人は少なく、日常の中で唯一見かける可能性があるのがシロアリの羽アリの姿です。羽の生えたアリを見かけると不安に思われる方も多いでしょう。そんなときに手軽にその正体について照会し、答えてもらえれば不安な気持ちもやわらぐのではないでしょうか。日本ボレイト

一般的な黒いアリの羽アリ

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ヤマトシロアリの羽アリ

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アリとシロアリの羽アリの見分け方


第5位は「チョウ目」、第4位は「シロアリ」
昨年から開始した「この虫、しろあり?」のサービスですが、お送りいただいた写真は、主にホウ酸を使用する全国の優良シロアリ対策業者を紹介しているシロアリポリスの公式ブログでも公開しており、昨年9月から今年7月までの約10か月の間に、公開可のものだけで1,000件を超える写真をお送りいただきました。お送りいただいた写真の昆虫については、一応分類して掲載していますが、今回はその上位5位までをご紹介したいと思います。
第5位は、「チョウ目」の昆虫です。チョウ目にはチョウのほかガなども含まれ、多くはガの仲間が占めていたように思います。幼虫の写真が多かったのもチョウ目の特徴で、幼虫の同定はもっとも難しい作業の一つです。第4位は「シロアリ」でした。シロアリは分類上「ゴキブリ目」に属し、アリとは別の種類の昆虫です。とくに春先から初夏までの地下シロアリの群飛シーズンに目撃情報が多く寄せられました。

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「クチバスズメ」の幼虫と回答させていただきました。

第3位は「カメムシ目」、第2位は「ハチ目」、第1位は?
第3位は「カメムシ目」でした。カメムシの種類がこれほど多いことは、このサービスを開始してはじめて知りました。カメムシの仲間には果物などの害虫も多く、意外と昆虫界では大きな存在感を示しているようです。そして、第2位は「ハチ目」です。ハチ目はハチの仲間だけでなく、一般的な黒いアリもハチ目に属します。羽の生えたアリはやはりシロアリの羽アリと勘違いされることが多く、目撃すると多くの方は不安になるようです。
そして、もっとも多くの写真をお送りいただいたのが「コウチュウ目」の昆虫でした。カブトムシやクワガタなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、ゾウムシやハムシ、カツオブシムシなどが身近には多いようでした。コウチュウ目で250件近くを占めており、ダントツの多さでした。

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よく登場する「ヒメマルカツオブシムシ」

昆虫たちを根こそぎ死滅させる「合成殺虫剤」
ミツバチに限らず、昆虫たちは食物連鎖、地球生態系を支える私たちにとって貴重な存在であることに変わりありません。もちろん、シロアリもその一つです。その昆虫たちを標的としたネオニコチノイドをはじめとした合成殺虫剤は、根こそぎこうした昆虫たちを死滅させるもので、ひいては私たち人間自身の首を絞めることに繋がっています。とくに住宅分野では「ホウ酸」という代替手法が示されているにも関わらず、それを選択しないのは罪深い行為だとも感じます。まずは虫たちを身近に感じ、その存在を知ることが脱合成殺虫剤への近道となるのかもしれません。身近なところにいる昆虫について、ぜひ「この虫、しろあり?」に写真をお送りください。

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よく登場する「ヒメマルカツオブシムシ」


シロアリポリス「この虫、しろあり?」ブログはこちらから↓
https://shiroari-police.com/blog/

シロアリ駆除業者検索サイト「シロアリポリス」↓
https://shiroari-police.com/

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